「スコアって、どうやって数えるの?」「バーディーとボギーって何が違うの?」
ゴルフを始めたばかりの頃、スコアの仕組みがわからなくて恥ずかしい思いをした、という話はよく聞きます。コースに出る前に「スコアカードの書き方すら知らない」と気づいて焦る人も少なくありません。
この記事では、ゴルフのスコアの数え方を基礎からわかりやすく説明します。パーの意味から、バーディー・ボギーといった用語、スコアカードの見方・書き方まで、これを読めばコースデビュー当日に困ることはありません。
まず「パー(Par)」を理解する
ゴルフのスコアを理解するには、まず「パー(Par)」という概念を押さえることが大切です。
パーとは、「そのホールを何打で上がるのが基準か」を示した数字です。コースには全部で18ホールあり、それぞれにパー3・パー4・パー5のいずれかが設定されています。
- パー3:3打でカップインするのが基準
- パー4:4打でカップインするのが基準
- パー5:5打でカップインするのが基準
18ホール合計のパーは多くのコースで72です(パー3が4ホール、パー4が10ホール、パー5が4ホールの構成が典型的)。
「72で回る」とは、すべてのホールをパーで上がった状態のこと。プロゴルファーが達成する水準で、一般アマチュアには簡単ではありません。初心者がまず目指すのは100以内(100切り)が一般的な目標です。
打数の数え方と基本ルール
スコアは「ボールを1回クラブで打つごとに1打」と数えます。ミスショットも、空振りも、すべて1打です。
よくある疑問をまとめました。
OB(アウト・オブ・バウンズ)になったときは?
白い杭の外にボールが出てしまった場合がOBです。この場合は打った1打+罰打1打の計2打が加算され、元の場所(または指定のドロップゾーン)から打ち直します。たとえばパー4のホールでいきなりOBを打つと、次の1打が「3打目」からスタートになります。
池や川にボールが入ったときは?
水の中にボールが入った(ウォーターハザード)場合も罰打1打が付きます。ドロップ(決められた場所にボールを落として再プレー)して次を打ちます。
空振りもカウントされる?
されます。「打つ意図でクラブを振った」場合はすべて1打と数えます。素振りは打数に含まれませんが、「当てようとして空振りした」は1打です。最初は正直に数えましょう。
上限打数「最大スコア」について
初心者向けのコンペや接待ゴルフでは、1ホールの上限打数が設定されることがあります(例:「1ホール最大10打」)。上限を超えたらそのホールを終わりにして次に進む、というルールです。事前に確認しておきましょう。
スコア用語を覚えよう(バーディー・ボギーなど)
ゴルフにはパーを基準にした独特の用語があります。コースで同伴者が使っていても慌てないよう、代表的なものを頭に入れておきましょう。
| 用語 | パーとの差 | 例(パー4の場合) |
|---|---|---|
| イーグル | −2打 | 2打でカップイン |
| バーディー | −1打 | 3打でカップイン |
| パー | ±0打 | 4打でカップイン |
| ボギー | +1打 | 5打でカップイン |
| ダブルボギー | +2打 | 6打でカップイン |
| トリプルボギー | +3打 | 7打でカップイン |
初心者のうちはボギー〜ダブルボギーが続くのが普通です。「全部ボギーなら90台」「全部ダブルボギーで108」と覚えておくと、スコアのイメージがつかみやすくなります。
スコアカードの見方・書き方
実際のコースではキャディさんがスコアを記録してくれる場合もありますが、セルフプレー(キャディなし)では自分で書くことになります。基本を押さえておきましょう。
スコアカードの構成
一般的なスコアカードには以下の項目があります。
- ホール番号:1〜18
- パー:そのホールの基準打数
- ヤード(距離):ティーグラウンドからカップまでの距離
- ハンディキャップ(H/C):難易度を示す数字(1が最も難しい)
- スコア記入欄:各プレーヤーの打数を記入
書き方のルール
打数をそのまま数字で書くのが基本です。プロの試合ではパーより少ない場合に丸や四角で囲む慣習がありますが、一般的なゴルフでは数字だけで問題ありません。
大切なのは正直に書くこと。接待ゴルフや仲間うちのゴルフでは、スコアを誤魔化す人を「あの人は信用できない」と見られます。打数が多くても正直に記入するのがゴルファーのマナーです。
前半(OUT)・後半(IN)とは?
18ホールは「OUT(アウト)」と「IN(イン)」の前後半に分かれます。1〜9ホールがOUT、10〜18ホールがINです。ハーフ(9ホール)のスコアをそれぞれ集計し、合算したものがグロススコア(総打数)になります。
初心者のスコア目標と上達のリアルな話
初めてコースに出ると、120〜140打になる人が多いです。これは全然おかしくありません。コースの芝の上でボールを打つのは、打ちっぱなしとはまるで感覚が違います。傾斜があり、ラフ(深い草)があり、バンカー(砂地)があります。
一般的な上達の目安はこのくらいです:
- 初コース:120〜140打(よくある)
- 数回コースを経験後:110〜120打
- 100切り(99以下):多くの人が最初に目指す目標
- 90切り:コンスタントに練習している人の壁
「100切り」を達成するには平均でボギーペース(各ホール+1打)が必要です。そのためにはショートゲーム(アプローチ・パター)の精度が重要で、ドライバーの飛距離より寄せとパターの方が実はスコアに直結します。
打ちっぱなしでドライバーばかり練習している人が多いですが、コースでスコアをまとめたいならアプローチとパターを重点的に練習するのが近道です。
まとめ:コースに出る前にやっておくこと
スコアの仕組みをおさらいします。
- パーは各ホールの基準打数。18ホール合計は通常72
- 打数はすべてカウント(空振り・OB罰打も含む)
- バーディー(−1)、ボギー(+1)などパーとの差で表現する
- スコアカードは正直に記入するのがマナー
- 初コースは120打前後でも普通。焦らなくてOK
コースデビュー前にやっておくと安心なのは以下の3つです。
- 打ちっぱなしで最低5回は練習する(ドライバーだけでなくアイアン・アプローチも)
- スコアカードを1枚手に入れて事前に見ておく(コースのHPからダウンロードできることが多い)
- 同伴者にスコアを記録してもらえるか確認しておく(最初は慣れた人に書いてもらうのも手)


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